中小企業診断士2次試験・マーカー色分けの方法は?何色使う?

中小企業診断士

 

中小企業診断士2次試験の受験生の間で度々話題になる「色分け」。

今回の記事では「与件文・設問文を塗り分けることにどんな効果があるのか?」も含め、「中小企業診断士2次試験・マーカー色分けの方法は?何色を使う?」についてまとめました。

 

中小企業診断士2次試験で色分けする意味って?どんな効果がある?

中小企業診断士2次試験は、80分という短い時間の中で、事例企業の事が記載されている与件文と、設問文を読み込み、解答用紙に解答を記載しないといけません。

事例にもよりますが、与件文の文字数は2000字~3000字程度。それらを完璧に読み込み、設問に答える必要があります。しかも、中小企業診断士2次試験の設問は「あえて分かりにくく書いてあるんじゃないか?」と思うほど難解な場合が多いです。

そして、受験生を悩ませるのが、解答の根拠となる「与件文の重複」。「1問目で使用した与件文を3問目でも使ってしまっている・・・」「4問目も同じ与件文から回答書いちゃったけど、大丈夫?」と不安がどんどん大きくなっていきます。

という訳で、そもそも色分けをする意味は、与件文の重複やモレを防ぐことにあります。2000字~3000字と与件文のボリュームは大きく、1度読んだだけでは分かりにくいため、色分けをすることにより、自分なりに与件文を嚙み砕いて分解することが可能になります。

 

色分けした方が良い?しない方が良い?メリット・デメリットは?

色分けをすることによるメリット

色分けをすることにより、下記のようなメリットがあります。

・色分けをすることにより、与件文を分かりやすく分解できる。
・後から見たときに一目瞭然
・与件文の重複・モレが起こりにくい

勉強を開始した当初は、私も色分けをあまり行っていなかったのですが、最終的には、5色以上の色分けを行い、本試験を戦い抜きました。色分けを実際に試してみて、色分けをしていなかった時よりも与件文の理解が深まり、与件文のモレが減ってきたので、自分には合っていたんだと思います。

 

色分けをすることによるデメリット

色分けをする場合のデメリットが、こちら。

・色分けするための時間がもったいない
・色を塗りすぎて、訳が分からなくなる
・持ち物が増える

色分けのデメリットは、「塗ることに時間がかかる事」。そして「塗りすぎるとかえって与件文がぐちゃぐちゃになってしまうこと」。そして、私の場合はとにかく持ち物が増えてしまいました。蛍光ペン・ボールペン、シャーペンなども含め、10本以上を机に並べる事に。

しかも、試験中にペンが使えなくなるリスクも考え、3セットも所持する事に・・・。ちょっとやりすぎかもしれませんが、1年に一回の本試験で絶対に後悔したくないという思いで予備の予備まで準備していました。私の場合は、かなり極端な例かもしれませんが、ペンなどが試験中にかすれてしまうリスクを考えると、予備は準備しておいた方が良いと思います。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、筆記用具が増えるのはデメリットですよね。

 

中小企業診断士2次試験・色分けの方法は?何色使う?

中小企業診断士2次試験の王道の色分けの方法がこちら!

色分けの中で特に王道だと思うのが、「ピンク」・「黄色」・「」の3色を使うパターン。

使い方は、こんな感じです。

ピンク」・・・事例企業の強み・機会など、ポジティブな要素が含まれている文章にチェックを入れる。

」・・・事例企業の弱み・脅威など、ネガティブな要素が含まれている文章にチェックを入れる。

黄色」・・・経営課題など、気になる文章にチェックを入れる。

私の周りには、こんな使い方をされている受験生が多かった印象です。

 

 

【多色すぎ?】中小企業診断士2次試験の7色使いの色分けの方法がこちら!

私のペンの使い方を紹介させて頂きます。

ピンク」・・・事例企業の強み・機会など、ポジティブな要素をチェック。

」・・・事例企業の弱み・脅威など、ネガティブな要素をチェック。

ここまでは、他の受験生と同じです。

ここからが、私のオリジナルの色分けになります。

「オレンジ」・・・主に事例Ⅱで使用。事例企業の「ターゲット」を明確にするために使用。

「緑」・・・こちらも、事例Ⅱで使用。事例企業の「商品」を明確にするために使用。

「紫」・・・競合他社の特徴をチェックするために使用。

「赤のボールペン」・・・経営課題・経営理念を明確にするために使用。

黄色」・・・その他、他の色に該当しないが、設問の根拠になりうる重要な文章にチェックを入れる。

 

色分けの必要性を感じたのは、苦手だった事例Ⅱに対する対応力を高めるためでした。事例Ⅱは文章が長く、しかも、「事例企業のことが書かれているのか?」「競合他社の事が書かれているのか?」「自社の商品Aの事なのか?もしくはBの事なのか?」と、与件文を読んでいるだけだと、ちんぷんかんぷんになってしまっていました。

ですが、オレンジ色でターゲットを明確にしたり、紫色で競合他社を特定する事で、読み落としも減り、頭の中が整理しやすくなりました。

 

まとめ

色分けする事によるデメリットも多少ありますが、王道の3色くらいは使った方が分かりやすくなると思います。

私のように7色とか、場合によっては10色以上の色を使っていると「どの色で塗るか覚えるのが大変そう・・・」「色分けしすぎて見にくくない?」という方もみえると思いますが、私以外の方にとっては、その通りです。

この色分けは、他人から勧められた方法ではなく、あくまで自分で開発したものなので、色と印象が私の中でマッチしていて、呼吸するのと同じ感覚になっているんですよね。だから色を覚えるのも全然苦労しないですし、塗り終わった後の与件文のパッと見の印象も私にとっては非常に分かりやすいと感じる事ができます。

中小企業診断士は、「客観的に物事を判断する力」が問われます。

「なぜマーカーで色分けをする必要があるか?」「どの色を使うか?」「どうしたら効率よく事例を理解できるか?」を常に考えながら学習を行うことにより、コンサルタントとしての能力も向上していきますし、試験合格もぐっと近くなっていきます。

というわけで、自分なりのマーカーの使い方を工夫してみてくださいね。

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